こんにちは!当チャンネル(コラム)へようこそ。
本日は「デザイン」と、それと同じくらい商品開発において重要な「素材」をテーマに、事例を交えてお話しします。
パッケージの素材選びは、商品の売れ行きだけでなく、企業の姿勢を伝えるブランディングにも直結する重要な要素です。
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公式LINEで無料相談してみる1. パッと見で何が違う?トレンドの「マット調」と素材の秘密
ここに3つの同じふりかけの商品があります。パッと見で何が違うか分かりますか?
「真ん中と左側はマット調(艶消し)で、右側はツヤがある」
見た目の質感としての正解はそれですが、実は「材質(素材)」に大きな違いがあります。
最近のトレンドとして、いわゆるSDGs(持続可能な開発目標)やサステナビリティへの意識が高まっています。その中で今、パッケージ業界で強く求められているのが「脱プラ(プラスチックフィルムの削減)」への取り組みです。
実は、マット調に見える左側と真ん中のパッケージは、プラスチックではなく「紙」で作られています。
2. 紙パッケージの大きな壁「バリア性」とは?
最近でこそようやく市場で見かけるようになった「紙製のふりかけパッケージ」ですが、実は開発には高い技術が必要でした。
そもそも、ふりかけの大敵は何だと思いますか?
正解は「湿気(水分)」です。
ふりかけは乾燥食品(ドライフード)ですが、一度封を開けて保存している間に空気中の水分を吸ってしまうと、塩分が高いためすぐに湿気てしまい、本来の風味や食感が失われてしまいます。そのため、パッケージには水分や酸素を通さない「高いバリア性」が絶対に欠かせません。
従来のふりかけには、非常にバリア性の高いプラスチックフィルムが使われていました。この強力なプラスチックの壁を「紙」に置き換えるのは極めて難易度が高かったのですが、近年の技術革新により、紙素材でありながら透明プラスチックフィルムと同等のバリア性を保てる新素材が登場したのです。
3. 「プラ」と「紙」の見分け方と環境への影響
コスト面ではプラスチックに比べて少し割高にはなりますが、紙素材を採用するメリットは非常に大きいです。
その違いは、パッケージの裏面にある「リサイクルマーク(識別表示マーク)」を見ると一目で分かります。
識別マークと処理の違い
| 素材 | リサイクルマーク | ゴミの分別 | 環境への影響 |
| 従来のパッケージ | プラ | プラスチックごみ | 土に還らず、海洋マイクロプラスチック問題の原因になりやすい。 |
| 環境配慮型パッケージ | 紙 | 紙ごみ(可燃ごみ等) | 燃やせば灰になり、土に埋めても時間をかけて自然に還る。 |
このように、自治体のゴミ分別において「紙」として捨てられるかどうかは、消費者にとっても環境にとっても大きな違いとなります。
4. 素材選びで競合他社と「差別化」を測る
パッケージに紙素材を選ぶということは、単に環境に優しいというだけではありません。
- 他社メーカーとの差別化ができる
- 企業のSDGsへの姿勢(ブランド価値)をアピールできる
- 独特のナチュラルな質感(マット感)で高級感を演出できる
商品棚に並んだとき、「他とは少し違うな」と思わせる工夫として、素材選びは強力な武器になります。
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